親権を決めるにあたり、子どもの意思はどれくらい反映されますか?

Q:夫と離婚することになりました。
子どもは10歳で、私も夫も子どもの親権を希望しています。子どもは私と一緒に暮らしたいと言っています。
このままだと調停に進む可能性もありますが、親権を決めるにあたり、子どもの意思を考慮してもらうことはできるのでしょうか。

子どもの意思も、子どもの年齢や精神発達の程度に応じて考慮される可能性があります。

 

親の離婚は、子どもにとっても重大な影響をもたらすものであり、その意思はとても大切です。

しかし、まだ幼い子どもであれば、自分の意思を上手に表すことができませんし、一方の親の圧力から本心と違うことを言ってしまうこともあるかもしれません。
そうでなくても、子どもは一般的に父も母も両方のことが大好きなので、父と2人のときは父についていくと言い、母と2人のときは母とついていくと言う可能性も十分考えられます。

このように、子どもは親の離婚の場面ではとても複雑な立場に置かれており、その意思については慎重に対応することが必要になります。

そこで、現在裁判所では、ある程度自己の意思を上手に表すことのできる10歳前後のお子さんからは、お子さんの意向を確認し、裁判所の判断にも反映させる傾向にあります。
10歳前後というのはあくまで目安ですので、それより小さくてもお子さんの意向が考慮されることもあれば、それより大きくても考慮されないこともあります。

いずれにしても、お子さんの意向を確認する際には、お子さんが発する表面上の言葉にとらわれず、その真意がどこにあるのかが調査されることになります。

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今回のケースでは、お子さんは10歳ということですので、お子さんの意向が反映される可能性も十分にあるといえます。

もっとも、先述のとおり、お母さんと2人のときとお父さんと2人のときでは異なる発言をしている可能性もありますので、お子さんの真意がどこにあるかを裁判所も調査することになります。

 

離婚に際し、お子さんの親権で争いになるケースは少なくありません。

お子さんの親権に関してお悩みの方は、ぜひ一度、当事務所にご相談ください。



「親権」についてよくある相談Q&A


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