父親が離婚後に出生した子どもの親権者になるにはどうしたらいいですか?

Q:先日妻と離婚したのですが、離婚したときに妻が妊娠しており、離婚成立後に出産しました。
私の子であることは間違いないのですが、離婚した後に生まれた子の親権者は母親でないとなれないのでしょうか。

父親でも親権者となることができます。

妊婦のイメージ

離婚後に出生した子どもの親権者は、原則として母親が行います。

ただし、子の出生後に父母の協議により、親権者を父と定めることができます。親権者をいずれにするかの協議が調わない場合、または協議をすることができないときは、家庭裁判所に親権者指定の調停・審判の申し立てをすることになります。

 

また、婚姻関係にない父母の子(非嫡出子)の親権者を父とすることも可能です。

この場合、非嫡出子の親権は民法上の明文規定はありませんが、当然に母親が行います。

しかし、父親が子どもを認知した場合、父母の協議で父親を親権者と定めることができます。

父母間の協議が調わない場合、または協議をすることができない場合は、家庭裁判所に親権者指定の申し立てをすることになります。

この点、認知と同時に父親を親権者とする指定を行うことはできません。

なぜなら、子どもの認知前には親権者指定の協議または調停の当事者となる適格がないためです。

認知の届出を行った後か、認知の審判確定後に親権者の指定を行うことになります。

 

デイライト法律事務所勝木萌なお、親権者となった親が子どもの監護養育について適任でなかったり、父母のいずれもが子どもの監護養育をすることができないか、不適当であるような場合、または子どもを監護養育しているものの、浪費癖があるなど財産管理等の面から法廷代理権を行使する親権者としては不適当であるような場合等、家庭裁判所は、子どもの福祉を考え、父母の一方を親権者とした上で、他方を監護権者と定めたり、父母以外の第三者を監護者とすることができます。

例外的ではありますが、子どもの福祉を考慮したうえで、親権者と監護権者が分離・分属されることがあります。

 

 



「親権」についてよくある相談Q&A


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