親権者が死亡した場合、親権はどうなりますか?

悩む男性のイメージイラスト私は5年前に妻と離婚しました。妻との間には子どもが一人いますが、妻が親権を取得し、子どもを育てています。

しかし、妻が今年になり亡くなりました。唯一の親権者である妻が亡くなってしまった場合、子どもの親権はどうなるのでしょうか。できれば子どもは私が引き取り育てたいと思っています。

 

裁判官のイメージイラスト離婚後、親権者が死亡したとしても、自動的にもう一方の親に親権が移ることはありません。もう一方の親が親権を取得するには、家庭裁判所で手続をとる必要があります。

 

父母が婚姻しているとき、子どもの親権は双方が持っています。しかし日本では、離婚に際して未成年の子がいる場合、いずれかの親にのみ親権が認められています。

この親権者が死亡すると、生存している親に親権が自動的に認められることにはなりませんので、生存している親が親権を取得したいと考えた場合、子どもの親権者を定める審判(親権者の指定あるいは変更)を家庭裁判所で行う必要があります。

 

調停の流れイメージイラストまた、親権者を定める審判以外にも、未成年者後見人と定める審判の手続をする方法も考えられます。これにより生存している親が親権者となることはできませんが、未成年者後見人として子どもの世話をしたり、法定代理人となることができます。

これに対して父母が婚姻中である場合は、一方の親が死亡したとしても他方の親の親権が引き続き残りますので、生存している親が親権を取得して子どもを育てるための特別な手続は必要ありません。

子供の悲しいイメージ画像いずれにしても、未成年のお子さんを育てるためには、親権者であることや未成年者後見人であることはとても大切です。お子さんの生活に支障をきたさないためにも、速やかに手続を行う必要があります。

 

当事務所では、離婚問題を専門に取り扱っているほか、お子さんの親権や監護権に関するご相談も多く承っております。

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「親権」についてよくある相談Q&A


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