慰謝料の請求手続き

手続きに入る前に

31da9e3caff6404497f53a6b0cce66a8_s慰謝料請求の手続きに入る前に、まずは財産を把握することが重要です。

「どのような」財産が、「どのくらい」あるのかを正確に把握しておくことで、本来もらえるはずの慰謝料をもらい損ねたという事態を防ぐことができます。

具体的には、以下の事項について書類を入手して把握しておくといいでしょう。

●預貯金・・・通帳のコピー
●不動産・・・権利証のコピー、登記簿謄本ないし登記事項証明書
●有価証券・・・取引明細書(銘柄、数、証券会社の把握)
●その他の財産・・・財産の内容がわかる書類

慰謝料は、不法行為によって離婚をやむなくされたことによる精神的苦痛に対して支払われる損害賠償です。

損害賠償には時効が設けられており、慰謝料を請求する場合は、離婚成立から3年以内に請求しないと時効になります

したがって、なるべく早く対処することが肝心です。

 

慰謝料の請求手続き

慰謝料の請求手続きを簡単に記載すると下記のようになります。

 

1) 夫婦での話し合い

慰謝料を請求したい場合、まずは夫婦で話し合いの場を持ちましょう

話し合いのポイントは、支払計画を明確にし、その内容をきちんと文書化するということです。

支払計画とは、支払う「金額」「方法」「期間」を意味します。

特に、支払方法では、一括払いにすることをおすすめします。
分割払いにしたために、途中で支払いが滞る例が多く見られるからです。

話し合いで決められた内容は、公正証書や離婚協議書などに文書化して残すことが重要です。
相手が支払いに応じない場合、その後の手続きで証拠として効力を発揮します。

2) 調停、裁判の申し立て

話し合いをしたが額に不満がある場合や、離婚後に慰謝料の請求をしたい場合には、調停を申し立て、それでも不服がある場合は裁判を申し立てます。

調停や裁判では、離婚に至った経緯や原因などについて聞かれます。

調停で和解が成立した場合に作成される調停調書や裁判判決は法的拘束力を伴うため、相手が決められた内容に従わなければ、強制執行手続きをとることができます